AIにWordPressを任せ始めたら、先に確認の仕組みが必要だった

AIにWordPressの作業を手伝ってもらえば、記事の更新は一気に楽になるのだと思っていた。

今のところ、WordPressの仕事全体で大きく手間が減った感覚はない。

自分の記録をどう使うか。AIが触る文章をどこまで信じてよいか。更新した後に、公開ページで何を見ればよいか。そういう確認を、今も作りながら使っている。

この記事では、WordPressの記事を一つ直した時に、何をAIへ渡し、何を自分に残したかを記録する。

今回、更新の前後で確認したのは、次の3点だった。

  1. 自分の経験や金額について、もとの情報を確かめたか
  2. 編集画面の本文と最終案が一致しているか
  3. 更新後の公開ページに実際に反映されたか

これからAIに記事の修正を頼むなら、「文章の内容が正しいか」と「その文章が公開されたか」を分けて確認すると、見る場所を決めやすい。以下の実例と、その流れを試すための確認表をまとめた。

AIで便利になったことは、まだ一部だけ

最近、はっきり便利だと思ったのは、過去の写真を探す作業だった。

家の記事を直す時、AIに過去の本人写真から候補を探してもらった。自分で写真を全部探し回る代わりに、候補を数枚まで絞ってもらい、最後は自分で見て一枚を選んだ。

選んだ写真をWordPressへ入れるところまで進められた。写真管理が自動になったわけではない。それでも、過去の写真を探すところを一人で抱えなくてよくなったのは助かった。

AIが候補を探し、人間が最後に見る。この分け方は、今の自分には合っている。

素材庫にある文章を、そのまま本人事実にはできなかった

記事を直す前には、自分が過去に書いたことや回答を集めた文章の保管場所を見る。この記事では、その保管場所を「素材庫」と呼ぶ。

ただし、そこに保管されている文章が、すべて確認済みの本人事実とは限らなかった。

今回直した家の記事には、「東京で家賃を払っていた頃」という文章があった。自然な文章だったが、自分に確認すると、これは過去にAIが作った誤情報だった。

伊東へ来る直前に住んでいたのは、埼玉県熊谷市の賃貸で、家賃は月に約5万円だった。

素材庫には、本人の回答、本人が書いた文章、公開記事から拾った文章、AIが整えた文章が混ざることがある。だから、素材庫を危ないものだと言いたいわけではない。

今は、重要な事実ほど出所を見て、分からなければ本人に戻して確認する使い方を試している。AIが自然につないだ文章でも、自分の経歴や金額の話なら、もう一度確かめる余地を残しておきたい。

読者が同じ確認をするなら、経歴や金額が出てくる文について、AIに「元の記録のどこに書いてあるか」を並べてもらう方法がある。出所を示せない文は、自然な言い回しに直すのではなく、未確認として本人に聞く対象にする。

AIが整えた文章を使う前に、事実・推測・不明を分けて確認する考え方は、AIの文章に「かもしれない」が増えたら、事実と推測を分けるにまとめています。

更新日時が変わっても、本文は変わっていなかった

もう一つ、記事を更新した後に起きたことがある。

最終案をWordPressの編集画面へ入れ、管理人が更新ボタンを押した。更新日時は新しくなっていた。

けれど、AIに公開ページを確認してもらうと、本文は旧版のまま残っていた。

自分ではその時点で気づいていなかった。AIが公開実物を確認したことで、更新したつもりと、実際に本文が変わっていることは別だと分かった。

それからは、編集画面の本文と最終案が一致しているかを確認してから更新し、更新後にも公開ページを見る流れになった。

これはAIが完璧に見張ってくれるという話ではない。確認を一回増やしただけの話だ。ただ、更新日時だけを見て終わらせない方がよい、という自分の実例になった。

自分に残したのは、更新ボタンより判断と違和感だった

AIには、公開中の記事を読むこと、過去の記録を探すこと、違いを並べること、修正版を作ること、編集画面への入稿準備、写真候補を探すこと、更新後の公開ページを確認することを頼んでいる。

担当の分け方を全体で見る:AIに全部任せる話ではなかった|仕事の重さで担当を分けるパーソナルOS

一方で、自分は、その文章が本当に自分のことか、どの写真を使うか、言い方に違和感がないか、今回更新してよいかを決めている。

最後に更新ボタンを押すこと自体が大事なのではない。押す前に、何が変わるのかを見て、自分で引き受けるかを決める方が自分には大事だった。

AIに任せる範囲が増えるほど、人間の仕事がゼロになるわけではなかった。自分の場合は、作業を全部やることより、判断と違和感を残す方へ寄っている。

記事を一つ直すなら、確認する場所を先に決める

ここからは、この実例をもとに読者が試すための手順案になる。最初は対象の記事を一つ選び、公開中の本文と修正案を別々に残してから始めると、何を変えるのか比べやすい。

タイミング比べるもの次へ進む目安
修正案を作る時経験・金額の文と、本人の回答や元の記録出所が分かり、本人への確認が必要な文が残っていない
更新する前最終案と、編集画面に入った本文変更箇所が一致し、変えない文章・画像・リンクも保たれている
更新した後最終案と、対象URLの公開ページ直した文が表示され、消す予定の文が残っていない

AIへの依頼には、対象URL、直したい箇所、変えない事実・画像・リンク、どこまで任せるかをまとめて渡す。「修正案まで。公開はしない」のように、今回の作業の終わりも書いておく。

更新前の照合では、AIに変更前と変更後の文を並べてもらい、自分は経験・金額・言い方を見る。本文の一致だけでなく、「この内容を公開してよいか」を決める時間を分けておく。

公開後は、更新日時ではなく、今回直した文そのものを探す。旧版のままなら、反映確認は未完了として扱い、どの文が違うかを残して編集画面の本文と比べ直す。この記事の実例だけでは、反映されなかった原因までは分からないため、原因を決めつけず、一致していない場所から確認する。

まだ、楽になったかは分からない

今は、WordPressの仕事が大きく減ったとは言えない。

素材庫の使い方、本人への確認、更新前の照合、公開後の確認を整えている途中だからだ。仕組みを作る作業そのものが増えている部分もある。

AIに頼む時に、作業範囲や触らない場所、どこで止めるかを先に決める方法は、AIに頼む前に、「やらないこと」を書くだけで作業が軽くなったにまとめています。

ただ、写真を探すような小さな作業では、AIに渡してよかったと思う場面が出てきた。記事の本文でも、AIが作った誤情報をそのまま通さず、本人へ戻る場所を作れた。

この確認の流れで本当に管理仕事が減るのかは、まだ実験中にある。今は、AIに全部任せる方法より、安心して少し任せられる形を作っている。

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