AIの文章は、きれいに整理されているほど正しそうに見えます。
見出しがあり、箇条書きがあり、結論までまとまっている。人間がぐちゃぐちゃ話したことを、すっと読みやすい形にしてくれる。これはとても助かります。
ただ、読みやすい文章の中で、事実と推測と不明点が混ざることがあります。
問題は、「かもしれない」という言葉ではありません。推測が、確認できた事実のように読めてしまうことです。
古い候補一覧を、今の状態として読んでしまった
実際に、記事候補を整理していた時に似たことがありました。
古い候補一覧に残っていたテーマを見て、AIが次の記事候補として挙げました。
候補一覧だけを見ると、まだ記事になっていないように見えます。でも現在のWordPressを確認すると、そのテーマはすでに公開済みでした。
候補一覧だけで未記事化と決めていたら、同じ内容の記事をもう一度作るところでした。
古い一覧に載っていることは事実です。ただし、まだ記事になっていないという判断は推測でした。現在の公開状態は、確認するまで不明です。
大事なのは、「AIが間違えた」で終わらせないことです。古い資料を見た。現在の状態と照合しなかった。だから判断がずれた。そう分けて考えると、次に直す場所が見えます。
きれいに整理された文章でも、元にした情報が古ければ、今とは違う状態を説明してしまいます。
事実・推測・不明の3つに分ける
そこで、AIから文章を受け取ったら、まず3つに分けて読みます。
- 事実:実物で確認できた情報
- 推測:情報から考えられること
- 不明:まだ確認していないこと
記事候補の例なら、次のようになります。
- 事実:候補一覧に、そのタイトルが載っている。
- 推測:だから、まだ記事になっていない。
- 不明:現在、同じ内容の記事が公開されていないか。
具体例を一度この形へ分けると、どこまで使えて、どこから確認が必要なのかが見えます。
たとえば、「この資料は、古い状態を反映している可能性があります」のような文です。
「かもしれない」は、まだ断定できないことを断定しないための言葉です。消すよりも、その文が事実なのか推測なのかを分ける方が大切です。
今の状態と照合する
AIの文章を使う前に、元になった資料だけでなく、現在の状態を軽く確認します。
記事なら、候補一覧だけでなく、公開済み記事や下書きも見る。ファイル整理なら、古いメモだけでなく、実体のフォルダーやリンク先も見る。
見る場所は二つです。
- 何を見て、その判断をしたのか。
- その状態は、今も同じなのか。
記事候補の件では、候補一覧だけで未記事化と決めず、WordPressと照合するようにしました。食い違う時は、「要確認」で止めます。
不明なものは埋めず、人間へ戻す
分からないことがあると、空白を埋めたくなります。
でも、公開、削除、移動のように、後から戻しにくい作業では、不明点を残す方が安全です。
確認できた事実は使う。推測は推測として読む。不明なものは「確認が必要」と書いて、人間へ戻す。
不明を残すことは、失敗ではありません。まだ確認していない場所を見えるようにする作業です。
AIへ最後の判断を全部預けず、確認する場所だけ人間に残しておく。その方が、文章を怖がらずに使えます。
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AIの文章を受け取ったら、事実、推測、不明の3つに分ける。
確認できたものだけを使い、分からないものは埋めない。
この小さな確認を入れると、次の作業を決める前に、どこを確かめればよいかが見えます。


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