AIワーカーにサイトを巡回させていたら、GA4の数字に違和感が出た

3枚のブラウザ画面を巡回しながら観測するAIワーカーのイラスト サイト・発信運営

AIに公開サイトを読んでもらう作業を増やしていた。

記事を読む。トップページを見る。複数の記事を行き来する。公開後に表示が崩れていないかを確認する。

人間が一つずつ開く代わりに、サイトの表示確認を担当するAIへ一部を任せ始めた。公開後の表示確認や記事の確認には助かっている。

ただ、3サイトのSearch Consoleを見た後で、「Google検索から来た数字は分かるけれど、実際のPVはどのくらいなんだろう」とGA4を開いた時、少し気になる数字が出た。

2026年8月下旬に「小さな仕組みの作り方」の直近7日を見たら、5 Usersに対して3,105 Viewsだった。

さらに、伊豆の安い家研究所から小さな仕組みの作り方へのReferralが100セッション前後あり、逆方向のReferralもかなりあった。

この数字だけで、過去のアクセスがAIワーカーだったとは言えない。一般の読者が何度もページを開いた可能性もあり、GA4の見方にも確認すべき点が残る。

それでも、AIによる閲覧がアクセス解析に混ざる可能性に気づいた。

AIを働かせたら、観測する数字も変わるかもしれなかった

これまでAIに頼んできたのは、文章を読むこと、公開ページを確認すること、記事の違いを並べることなどだった。

AIがサイトの外側で仕事をしているつもりだった。

でも実際には、AIワーカーもブラウザで公開ページを開く。トップページから記事へ進む。別サイトと行き来する。公開QAでは、表示後のページも読む。

読者に見てもらうための公開ページを、こちらのAIも何度も読んでいる。

その足跡がGA4に残るなら、AIを増やして作業を楽にするほど、読者の反応を見るための数字に自分たちの作業が混ざるかもしれない。

今回気になったのは、AIが悪いアクセスをしているという話ではない。

便利に使い始めた仕組みが、別の場所の観測条件まで変えていたかもしれない、という話だ。

最初から除外せず、workerという名札を付けることにした

workerという名札を付けて観測する白いAIワーカーとノートのイラスト

最初は、怪しいアクセスをGA4から除外する方法も考えた。

でも、まだ何がどのくらい混ざっているか分からない段階で、先に消すのは違う気がした。

管理人自身の固定回線なら、IPアドレスで区別できることがあるかもしれない。

一方で、Energy、Gemini、今後使うかもしれない別のAIは、クラウド上から動く。固定IPとは限らない。AIが増えるたびにIPアドレスを登録していくと、それ自体が管理仕事になりそうだった。

そこでAIの名前ではなく、研究所OSの内部で動くworkerという役割だけに、共通の印を付けることにした。

考え方は、除外ではなく名札だ。

?lab_actor=workerから公開ページへ入った時だけ、同じタブ内でlab_traffic=workerという印をGA4へ送る最小の仕組みを入れた。

GA4側にはlab_trafficのカスタムディメンションも作った。

目指しているのは、workerアクセスを消すことではない。

  • 全アクセス
  • workerの印が付いたアクセス
  • workerを除いたアクセス

を後から見比べられるようにすることだ。

ただし、workerの印がないアクセスを、そのまま実際の読者と見なせるわけではありません。印を付けずに開いたAIや、ほかの自動アクセスが含まれる可能性があるためです。

いまは、1サイトだけの先行実験

この仕組みを入れたのは、いまのところsecretlifelog.comだけだ。

伊豆の安い家研究所や15manlife.workには、まだ入れていない。

先に全部へ広げるより、1サイトで本当に識別できるかを見る方が自分には合っている。

公開サイトの表示、URL、canonical、Site Kitなどは確認した。バックアップも取ってある。

ただし、最初のpage_viewからlab_traffic=workerがGA4へ届いたという実測確認は、まだ取れていない。

だから、「AIアクセスの分離に成功した」とはまだ言えない。

今あるのは、workerアクセスへ印を付けて観測する仕組みを入れたところまでだ。

数字をきれいにする前に、何が混ざっているかを見る

GA4の数字を見て、最初に思ったのは「除外しよう」ではなかった。

まず、AIワーカーの足跡がどのくらい残るのかを見たいと思った。

もしworkerアクセスが少なければ、今のままでも大きな問題ではないかもしれない。

逆に多ければ、AIを使った後の数字をどう読むか、運用の前提を変える必要がある。

まだ結果は出ていない。

それでも、AIに公開サイトを読ませ始めた時点で、公開ページは読者だけが見るものではなくなっていた。

作業を楽にするために増やしたAIが、今度は観測する数字にも影響し始めるかもしれない。

そのことに気づけただけでも、いきなり消すより先に、名札を付けて見てみる価値はあると思った。

いまの結論

AIワーカーの巡回が、過去のGA4アクセスにどのくらい混ざっていたかは、まだ分からない。

今回は、AIを止めたり、アクセスを消したりする前に、workerという印を付ける仕組みを入れた。

GA4にその印が届き、アクセスを区別できるかは未確認だ。これから確かめる。

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