ChatGPTのプロンプトとログは、分けて考える

AIの任せ方・判断

ChatGPTで相談を続けていると、会話がどんどん長くなることがあります。

分ける前に一番困ったのは、前にやった作業をAIが忘れて、同じ確認や提案がまた出てくることでした。

古い記事候補の一覧を見たAIが、すでに公開済みの記事を再び候補に挙げたことがありました。

事実・推測・不明に分ける方法を見る:AIの文章に「かもしれない」が増えたら、事実と推測を分ける

「忘れた」と書きましたが、正確には、その情報を渡していなかっただけかもしれません。AIは、その時に渡されたものだけを見ています。

そのたびに、もう終わった作業だと説明し直す必要がありました。

そこで、過去の記録と、今日AIに頼むことを分けて考えるようにしました。

過去の記録と、今日頼むことを分ける

難しい意味ではなく、僕の作業では次のように分けています。

  • 過去の記録(ログ):一日の作業記録や、毎週同じ項目を振り返る記録など、必要な時に見返すもの。
  • 今日AIに頼むこと(プロンプト):今の作業に必要な背景と、今回やってほしいこと。

過去の記録は残します。ただし、今日の依頼には、今必要な背景と、今回やってほしいことだけを書きます。

過去の記録と今日AIに頼むことを分ける図

会話ログをそのまま次の指示にしない

会話ログには、前に何を話したかが残っています。

ただ、長いログをそのまま次のプロンプトにすると、今の目的と過去の話が混ざりやすくなります。

昨日は候補をたくさん出してほしかったとしても、今日は1本だけ選びたいかもしれません。

前回はまだ公開しないと決めていても、今は別の確認だけをしたいかもしれません。

だから、過去の記録は残しつつ、次に頼むことは作り直します。

今必要なことだけを渡す

次回に再開する時は、全部の会話を貼る代わりに、必要な情報だけを短く分けます。

たとえば、WordPress記事の下書きを再開するなら、次のように書きます。

今回の背景:
WordPress記事の下書き。タイトルと本文の方向性は決まった。まだ入稿はしていない。

今回やること:
本文を読者向けに整えて、下書きとして保存する。

今回はやらないこと:
公開、画像作成、別記事の作成、カテゴリー再設計。

次に確認すること:
本文に作業メモや非公開情報が混ざっていないか。

このメモがあれば、会話ログ全部を読み返さなくても、今どこから始めればよいか分かります。

必要な時だけログを見返す

過去の経緯が必要な時は、「ログを見返して」とAIへ指示します。

毎回、過去の経緯を全部説明し直さなくてよくなりました。

過去の記録は残す。今日AIに頼むことは、その都度書き直す。

分けた後に一番変わったのは、説明し直す量が減ったことです。

最後に人間が現在地を確認する

この分け方をしても、AIが前の流れを読み違えることはあります。

だから最後に、人間が短く確認します。

  • 今回の対象は合っているか。
  • 今回やることは広がりすぎていないか。
  • 今回はやらないことが残っているか。
  • 次に確認する場所が分かるか。

ここだけ見れば十分です。

ChatGPTとの会話が長くなってきたら、ログをそのまま次の指示にしない。

過去の記録と今日の依頼を分けて、今必要なことだけを頼む。

依頼の範囲と停止位置を決める書き方を見る:AIに頼む前に、「やらないこと」を書くだけで作業が軽くなった

そうすると、翌日の自分も、AIも、少し戻りやすくなります。

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