2026年10月24日、AIに任せていた調べものが、モデルの混雑で止まった。僕が困っていたのは、作業が止まるだけでなく、僕も確認しておらず、相談役のClaudeにも知らせが届かないことだった。
そこで、15分ごとに作業の記録を確かめる、機械の見張りを入れた。「どんな状態を拾うか」と「その記録を最初に誰が読むか」を決め、まずClaudeが確認し、Claudeでも答えられないことだけ僕へ聞く形にした。
今回扱うのは、チャットの返答を画面で待つ場面ではなく、別に進めている仕事の停止だ。見張りで停止の記録はできたが、Claudeが続きを頼み直した仕事も、同じ混雑で止まった。この2回から、再依頼した先まで確かめる必要が見えた。
頼み直した調べものも、同じ混雑で止まった
10月24日、見張りが残した停止の記録は2枚ある。作業の終了時には、どちらも「Selected model is at capacity」「server_overloaded」という混雑を示すエラーが残っていた。調べものを進めるAIと、止まった後に内容を確認するClaudeは別の役だ。
| 10月24日の停止記録 | 止まった理由 | 票に記録された経過 | その後の対応 |
|---|---|---|---|
| 最初の停止 | モデルの混雑 | 14分 | Claudeが停止を確認し、同じ依頼の続きを頼み直した |
| 再依頼後の停止 | 同じモデル混雑 | 23分 | 翌25日朝にClaudeが再依頼した |
14分と23分は、記録の基準時刻から停止の票ができるまでの経過であり、僕が気づくまでの時間ではない。15分ごとの見張りでも、票に残る経過が一律15分になるわけではなかった。
仕事が終わらない理由の切り分けは、以前の「任せた仕事が終わらない」で扱った。今回は、確認が必要な仕事を拾い、その先を誰が判断するかに絞る。
15分ごとに見るのは、返事と記録の動き
見張りのたびにAIを呼び、「今どうなっているか」と聞く形にはしなかった。機械が、仕事の開始・完了の記録、結果を伝える返事のファイル、まだ始まっていない依頼の一覧を確かめる。
この運用で決めた条件は、次の三つだ。
| 拾う状態 | 今回の条件 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| 完了の記録はあるが、返事がない | 依頼後に完了記録があるのに、返事のファイルがないまま10分以上 | 終わった扱いなのに、受け取るものが欠けていないか |
| 始まった後、記録が動かない | 開始後45分以上、新しい記録がない | 作業中なのか、途中で止まっているのか |
| 順番待ちから進まない | 待ち行列に30分以上残っている | 作業が始まらずに残っていないか |
「終わったのに返事がない」「始まったのに動きがない」「そもそも始まらない」を分けている。エラーの文字だけでなく、返事の有無や記録の動きも確認の手がかりにした。
15分は、条件を見に行く間隔だ。45分は、新しい記録がない仕事を確認するための条件である。見に行く頻度と、どれだけ待ったら確認するかは別に決めている。
条件に当てはまった仕事には、最後のメッセージ、エラー、経過をまとめた票を作る。同じ止まりは1枚にまとめ、15分ごとに全件の知らせを僕へ送る形にはしなかった。
記録を残す役と、続きを判断する役を分ける
止まったと分かっても、毎回僕がエラーを読み、続きを頼む相手を探すなら、僕が全件を見張る形が残る。そこで、停止の記録を先に読む相手をClaudeに決めた。
ここでいう「渡す」は、Claudeが確認するための記録を残すことだ。見張りの機械がその場でClaudeを呼び出したり、作業を自動で再開したりするわけではない。10月24日に内容を読んで同じ依頼を頼み直したのは、Claudeだった。
作業側から質問が来た場合も、まずClaudeが答える方針にした。依頼や記録を読めば答えられることと、僕の判断が要ることを、先に分けるためだ。
10月25日には、修理依頼の案をClaude側の記録に残し、僕への自動通知を抑える変更も入れた。
以前の「AIに日報を書かせるのをやめた」では、普通に終わった仕事まで人が読まない終わり方を考えた。今回は、その反対側にある、止まって確認が必要な仕事の渡し先を決めた記録だ。
動いたのは、停止の記録からClaudeの再依頼まで
確認できたのは、混雑による停止の票ができ、Claudeが先に内容を確認して再依頼したところまでだ。
各票と三条件の対応、エラーのない停止の検出、Claudeの読取り間隔は未確認で、15分以内の発見・通知・復旧の保証もない。僕への質問と返答の実往復、無人での復旧一巡、25日の変更後の定期処理での受け渡しも未確認だ。僕が気づくまでの時間、確認の手間や通知回数の減少は、まだ測れていない。
次に確かめたいのは、記録を読んだ後、Claudeだけで進められるものと、僕の判断が必要なものが実際に分かれるかどうかだ。停止の票だけでなく、再依頼後の仕事の結果まで見る。
自分の仕事で試すなら、まず一つの依頼から
同じようにAIへ仕事を任せているなら、一つの依頼について、次の三つを書くところから始めるのを提案したい。
- 何ができたら終わりか。「調査が終わる」だけでなく、「結果を保存し、受け取る人へ返事がある」など、受け取るものまで決める。
- 何分、記録が動かなければ確認するか。まず途中経過がどこに残るかを確かめ、その仕事に合う待ち時間を決める。
- 最初に誰が読むか。依頼内容を読める別の担当が先に確認するのか、自分が読むのかを決める。
ブラウザのチャットだけで使うなら、まず一つの依頼に、受け取りたい答えと次に画面を確認する時刻をメモする方法が考えられる。待ち行列や作業記録がないのに、今回の三条件をそのまま当てはめる必要はない。これは機械による見張りとは別の、手動で試す提案だ。
別の担当へ渡す場合は、止まったという一言だけでなく、最後の返事、表示されたエラー、いつから動きがないかを添える。今回、Claudeが先に読むためにまとめたのも、その材料だった。
担当のAIそのものが開けず、どこから戻ればよいか分からない場合は、担当AIが開けない時の復旧地図で復旧の読み順を確認できる。